RESEARCH

ルミナコイド

一般社団法人日本食物繊維学会では、食物繊維様の生理機能を持つ難消化性成分を包括的にくくる用語として、「ルミナコイド(luminacoid)」を提唱しました。ルミナコイドは,食物繊維に代わる新しい概念です。

「ヒトの小腸内で消化・吸収されにくく,消化管を介して健康の維持に役立つ生理作用を発現する食物成分」と定義しています。

最近では、発酵性食物繊維、発酵性炭水化物、腸内細菌まで届く炭水化物(MACs:Microbiota Accessible Carbohydrates)などとも呼ばれています。

ルミナコイド」は高分子炭水化物に限定せず、高分子から低分子までの炭水化物やタンパク質などを包括しているのが特徴です。故に、ルミナコイドは、食物繊維の定義からはみ出す難消化吸収性の単糖、オリゴ糖、糖アルコール、レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)、レジスタントプロテイン(難消化性たんぱく質)なども包括します。

エビデンス

ルミナコイドを基質とし、腸内細菌の発酵によって生じる代表的な腸内細菌由来代謝物が短鎖脂肪酸です。この短鎖脂肪酸は、宿主であるヒトのエネルギー代謝機能や免疫機能、エピゲノム制御にまで影響を及ぼし、生体の恒常性維持に密接に寄与しています。

共同研究

弊社研究機関であるSmart Gut Pte. Ltdは、2020年より、内閣府主導「PRISM : Public/Private R&D Investment Strategic Expansion PrograM(官民研究開発投資拡大プログラム)」に参画し、認知症の改善に向けた、ルミナコイドの可能性を追求する研究を早稲田大学先進理工学部生命医科学科・大島教授と共同で行っています。